旭川で初めてのジンギスカンから
旭川から美瑛へ
午前10時、ホテルをチェックアウト。
フロントには誰もおらず、カギを入れるかごがぽつんと置いてあるだけで、
昨日の横柄なおばさんと顔を合わせることはありませんでした。
今日の目的地は美瑛。
ホームで富良野行きの電車を待っていると、「ノロッコ号」という、遊園地のアトラクションのようなトロッコ列車がやってきました。
列車に乗ると、窓ぎわの座席に着席。
窓が開放されているため、気持ちのいい風が吹いてきます。
走行速度も電車より遅いので、景色をゆったり満喫できました。
30分ほど列車に乗り、美瑛で降車。
美瑛でサイクリング
観光案内所で地図をもらうと、自転車やで電動自転車を借りて観光に出発。
ふと、ごちゃごちゃした国道から道をはずれたところに、緑色をした小高い丘がちらりと見えたので、行ってみることにしました。
丘の上はとても素晴らしい眺めでした。
こんもりとした丘にまぶしいほどの緑が生い茂っていて、それが海のように広がっていたのです。
北海道に来てから色々な景色を見たけれど、自分はこういう丘の眺めが一番好きなのだと、改めて実感しましたた。
空に手が届きそうな丘や、ラクダのコブみたいな形の丘が続く様子を見ているだけで、無性に胸がときめきます。
この日は見事なまでの晴天。
北海道に来てからなかなか天気に恵まれなかったけれど、
今日晴れてくれただけですべての帳尻が合うような気がしました。
あまりにも素晴らしい景色が続いているので、少し進んでは写真を撮り、少し進んでは写真を撮り、というのを繰り返します。
あたりはとても静かで、鳥のさえずりや、たまに通る車のエンジン音以外は何も聞こえません。
自分の呼吸する音さえ聞き取れるほどで、息をするのもためらわれるほどでした。あまりにも心地よい静けさです。
「ケンとメリーの木」を撮影。
美瑛で特に印象に残ったのが、
・人工物と自然が調和した写真と、
・飲み込まれそうなほどの緑に溢れた写真の、2種類でした。
丘を上り下りしながら、セブンスターの木や、親子の木などを見て回ります。どの景色もCMなどで使われるだけあって、
まるで美術館を回っているような気分です。
途中「北西の丘展望公園」という展望台にあるお店で、じゃがバターを購入。
じゃがいもはやわらかくて、ほろほろした口当たりでした。
展望台の上からは美瑛の町並みを一望。
展望台を下りると不思議なスペースを発見。
そこには打ち捨てられた車とジュースの自販機とたぬきの置物が並んでいて、妙に絵になっていました。
たっぷり3時間の撮影サイクリングを満喫すると、自転車を返却しに戻ります。
富良野へ
自転車を返却したあと、電車に乗って終点の富良野駅へ。
富良野も美瑛と同じような、穏やかな町並みだった。
近くにあったフラノマルシェというモールに入ると、
富良野の水を使ったコーラと富良野バーガーを買って、屋外の喫茶スペースで食べました。
富良野バーガーはメンチカツとチーズが入ったハンバーガーのこと。
メンチは食べごたえがあり、チーズはトロトロです。
観光案内所に行くと、近くの民泊を紹介してもらいました。
案内してもらった部屋は、4人は泊まれそうなほどの広さ。
テーブルやキッチンが設置されていて、つい最近まで誰かが住んでいたような名残がありました。
部屋でのんびりしながら、美瑛で過ごした時間を思い返してみました。
まるで映画の世界にいたようで、現実感がありませんでした。
まだ日本にもこんな素敵な場所が残っているのだなと思うと、なんだか嬉しくなります。
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