・和歌山県で1週間仕事体験した話
2019年8月。
わたしは和歌山県が開催する「わかやましごと・くらし体験」という就労イベントに参加してきました。
・わかやましごと・くらし体験って?
わかやましごと・くらし体験は、和歌山県での就労・移住を考えている人向けの労働体験イベント。
和歌山県に1週間ほど滞在しながら仕事体験をします。
地元で働く人から話を聞いたり、実際に現地の企業で働いたりと、
地方で暮らすことのイメージが持てる体験です。
・参加した理由について
簡単に言うと、会社を辞めて転職活動をするもうまくいかず、完全に行き詰まっちゃったからです。
・滞在した町について
わたしが滞在したのは和歌山県古座川町という町。
コンビニもレストランもない小さな町で、山・川・海と、ありとあらゆる自然が揃っています。
町を流れる「古座川」がシンボルで、その景色は「日本の秘境100選」に選ばれているほどです。
・わかやま仕事体験・1日目
わかやま仕事体験初日。この日は移動日で、宿泊予定のゲストハウス「南紀くまのいえ」に行きます。
それにしても、和歌山県って遠い!
まずは新幹線で東京から名古屋まで行くと(1時間30分)、そこから特急「南紀1号」に乗って紀伊勝浦へ。(4時間)
そこからさらに「きのくに線」に乗り(1時間)、ようやく「串本駅」に到着しました。
途中、車窓から海が見えたのですが、海は大荒れでした。
ちょうどこの時期は「台風10号」が接近していた頃で、天候がとても不安定だったのです。
和歌山に来て最初に言った言葉は
「暑い!」
です。
海が近いからでしょうか、東京よりも湿度が高くて、なんだかムワーっとした暑さです。
串本駅を降りてレンタカーを借りると、宿泊先のゲストハウス「南紀くまのいえ」を目指します。
わたしはペーパードライバーのため、公道を走るのはかなりビクビクな体験でした。
大丈夫だ。この日のためにグーグルの衛星写真を使って、現地までの道のりをイメトレしてきたじゃないか。
午後5時「南紀くまのいえ」に到着。
今年6月にオープンしたばかりの「南紀くまのいえ」は清潔感のある施設でした。
建物からヒノキの香りがして、なんだか落ち着くなぁ。
これから1週間、お世話になります。
オーナーご家族にご挨拶
「南紀くまのいえ」を営むのは、オーナーの平松さんと、その息子の薫くん(中学1年)。
平松さんは東京でデザイナーをしている人で、いわゆる「Iターン」就職者。
旦那さんは東京に残ってお仕事をされているのだそう。
薫くんは「ドラゴンボール」やカードゲームが大好きな、元気いっぱいの男の子です。
平松さんが案内してくれたのは、2階のお部屋。
入ってみると……ひ、広ーい! これなら運動会だってできそう。
嬉しいけど、ここまで広いと一人じゃもったいないな……
部屋の中にはなんと、ルンバやトランポリンまでありました。
部屋の案内が終わると、布団も敷かずに横になりました。
朝の7時に東京を出て、和歌山に到着したのは午後5時……つ、疲れた……。
楽しい夕食
夜。夕食を作りに一階のキッチンに行きました。
古座川町にはコンビニはおろか飲食店も近くにないため、滞在中は自炊が必須です。
わたしはナスとひき肉を使って「ナスとそぼろのあんかけ」を作りました。
「せいじさん、よかったらこれどうぞ」
テーブルに食事を並べていると、平松さんが「シオ(カンパチ)」を出してくれました。
料理が完成し、平松さんと薫くん、わたしの3人はテーブルにつくと
「いただきます!」
同じテーブルを囲んで夕食を食べました。
まずはいただいた「カンパチ」を食べてみます。
身が引き締まっていてうまい!しっかりと歯ごたえがあって、食べごたえがあります。
ナスのあんかけはかなり薄味で、健康志向でした。
「せいじさん、それ食べさせてくださいよ」
と薫くんが言うので、
「自信がないけど……」と言いつつ食べてもらうと、
「おいしいです!」とお褒めの言葉をもらえました。(気を使われている!?)
なんかこういう団らんって良いなぁ。知らない町なのに、全然寂しさを感じない。
食事が終わり、早めに就寝。
いよいよ明日から仕事体験が始まります。
どんな仕事をするんだろう、どんな1日になるのだろう。
不安と好奇心を感じながら眠りにつきました。
2日目へ
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