兵庫~大阪を歩きぬけ!関西エクストリームウォーク100に参加した話 その1から
目次
みなとのもり公園~楠児童遊園(63km・14時間28分)
「お腹が減っているのに、何も食べられない……」
チェックポイントを出発すると、まずはコンビニを探します。そして胃薬とウィダーゼリーを購入。
まずは胃薬を服用。これで吐き気が収まるといいけど。
続いてゼリーをちびちび摂取。よし、ゼリーならなんとか食べられる。
足と腰の痛みはとうに爆発寸前。
信号につかまるたびにガードレールに座って休まないと、もはや立っていられません。
間の悪いことに、空からぽつぽつと雨粒が。ここで雨は厳しい!
幸い、10分もしない内に雨はやんでくれました。
第4CPの「楠児童遊園」に到着。
エイドで振舞われていたのは、温かい飲み物とおにぎり。だから、今の自分におにぎりは無理!
時刻は午前0時。ここでできるなら仮眠を取りたい……が、横になれるスペースがない!
「ほかのレースだと、ビニールシートとか敷いてあって眠れるんだけどな……」
公園には砂場があったため、砂場の「ふちの部分」に無理やり体を横たえると、15分の休憩。
楠児童遊園~佃ふれあい公園(77km・18時間17分)
チェックポイントを出発してしばらくすると、尼崎市に到着。(77km)
ここで激安と噂の「スーパー玉手」を発見したので撮影。もちろん、中を見る余裕はありません。
深夜の時間帯は「疲労・眠気」のダブルパンチで、一番辛い時間帯でした。
大好きな音楽をガンガン流して、無理やりテンションを上げて歩きます。
この時点で、歩行ペースは時速4.5kmを下回り始めていました。
また、心拍数はずっと150bpsをオーバーしたまま。はぁはぁと呼吸が安定しません。
やがて第5チェックポイントの「佃ふれあい公園」に到着。
ここでも横になりたかったけれど、地面が濡れていたので断念。
ひざを抱えて頭をうずめると、「落ち込む人のポーズ」で15分仮眠。
タイマーが鳴ったけど、まだ休んでいたい……いや、もう覚悟を決めよう。
ゴールまで泣いても笑ってもあと10km。休憩抜きで最後まで歩くことを決心しました。
楠児童遊園~ゴール(90km・20時間31分)
午前6時過ぎ。夜が明け始めました。
辺りがすっかり明るくなったころ、淀川大橋を通過。開けた橋の景色から、大阪の街並みが一望できます。
長い橋を渡り切ると、大阪市内を歩きます。
(最後の10kmが、想像以上に長い……! まだか、まだなのか?)
足腰の痛みはとうに限界だし、脈も160bps越えで息も絶え絶え。こんな状態があと少しでも続いたら、心がポッキリ折れてしまう!
そして信号が多い!
ゴールは目の前なのに、いちいち立ち止まらないといけないジレンマ。そして心臓への負担!
もはや心身共に極限の状態でした。
ふと、街角にレースのスタッフさんが立っているのを発見。もしかしてゴールか?
「ゴールまであと4kmです、頑張ってください!」
心がしにゃしにゃになるのを感じました。
4km、4kmかぁ……少なくともあと50分ぐらいは歩くのか。
それでもめげずに歩いていると、ついに「アレ」が見えてきたのです。
そう、それはゴールの象徴でもある大阪城。よし、あと少しだ!
お堀の周りを歩いていると、体が「もうゴールなんだよな、歩かなくていいんだよな……?」と、力が抜けていくのを感じます。
と思いきや、コースはお堀を離れ、一般道を歩くことに。えっ、どうなってるの?
それは永遠と思えるほど長い道のりでした。
どんな気分かというと
「目の前にゴールテープが張られているのに、寄り道をしなければいけない感じ」
でしょうか。
それでも歩き続けている内に、ついに天守閣へ続く橋を渡ります。
「ゴール」と書かれた案内札に導かれ……
「おめでとうございます!」
ゴール(100km・24時間1分31秒)
「よっしゃー!」
わたしはついに「大阪城城見ホール」に到着。「第1回関西エクストリームウォーク100」を完走したのでした。
「もう歩かなくていい」という嬉しさ! 練習と筋トレから解放される安心感!
タイムは24時間1分31秒でした。(※ゴールテープをくぐった時の時間を参照)
予想タイム24時間に対して、実タイムは24時間1分! ここまでピッタリとはびっくりです。
ちなみに前回のタイムは「25時間15分」だから、75分のタイム短縮に成功。これはかなり嬉しい!
ホールには休憩スペースがあるので、横になって休憩。1時間ほど意識を失いました。
しかし「100kmウォークはお家に帰るまでが100kmウォーク」。
今からわたしは4時間かけて東京まで帰らないといけません。
そこから先はもう苦行の一言だった。それでも、なんとか家に帰ることができたのでした。
これがないと100km歩けない!愛用の神アイテム
関西エクストリームウォーク100で、特に役に立ったアイテムを紹介します。
スポーツソックス
スポーツソックスを履くようになってから、100kウォーク中にマメができたことはありません。
吸水性・通気性が良いから足が蒸れないし、クッション性があって疲れもたまりにくいです。
CWXスポーツタイツ
スポーツタイツを履いてから、「ヒザの痛み」に悩まされることがなくなりました。
スポーツタイツにはテーピング効果があるので、スムーズなウォーキングができます。
レディースモデルはこちら↓
スマートウォッチ
スマートウォッチはもはや100kmウォークの必需品です。
1kmごとのペースがわかるので、自分のペースを崩さずに歩けるし、タイム予想にも使えます。
わたしはこれで100km歩きました
わたしが関西エクストリームウォーク100で持参したものは以下の通り。
- 靴下(2足)
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防寒ジャケット
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着替え(シャツ、パンツ)
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スポーツタイツ
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帽子
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ウェストポーチ
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ヘッドライト
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スマホ
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タオル
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音楽プレイヤー
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水(常に500ml~1Lあると良い)
- クレジットカード・現金2千円
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行動食
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ポケットティッシュ
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ビニール袋
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バンドエイド
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鎮痛剤
詳しい持ち物まとめはこちら
レースを終えて
「関西エクストリームウォーク100」をゴールしたことで、わたしの100kmウォークの成績は
「4勝2敗」。
24時間切りという目標もギリギリ達成できたし、次はどんなレースに参加しようかな。
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