全財産が残り4万円!どうなるこの旅
朝。ATMでお金をおろすと、残金が4万円ということが判明。
駅に行くと、札幌行きの切符を購入。乗車時間は2時間ほどなのに、料金が8,000円もして愕然としました。
道東や道北に行く時は、その半分くらいの値段だったのに!
どうやら、北海道フリーパスは、札幌周辺で使うもののようです。札幌近辺を移動すれば、1週間で2万5千円などあっという間に元が取れそう。
午前12時、札幌に到着。北海道に来た初日に通りかかった札幌に、ようやく戻ってきた。
これで、残る目的地は函館だけ。お金に余裕があれば、小樽も行きたかったのだけれど……
札幌はごちゃごちゃした都会で、あまり目を引くものはありませんでした。
夕方、すすきの方面へ。ガッカリ名物の時計台や、大通り公園の前を通過。
大通り公園では噴水の周りでおしゃべりする人たちや、芝生に寝転ぶ人などがいて絵になる光景でした。
背後には町を見下ろすように札幌タワーが建っています。
すすきのではスープカレーのお店へ。
チキンスープカレー(野菜入り)を注文。
スープはコクのあるまろやかな口当たりで、スパイスがくせになる味でした。
チキンはほろほろにやわらかく、カボチャやナス、ブロッコリー、人参などの野菜もいい味が出ています。
カレーにはパラっと炒めたピラフもついており、まろやかなカレーと相性抜群です。
食事を終えるとホテルに戻ります。
札幌も客引きが多く、私服を来た客引きに声をかけられると、からまれたのかと一瞬ビクッとしてしまいました。
函館の夜景を鑑賞 ~19日目
次の日。寝坊してしまい、少しチェックアウトが遅れてしまいました。
フロントに荷物を預かってもらうと、家族へのおみやげを買いに、札幌駅に向かった。
大丸に「北ほっぺ」というセレクトショップがあったため、
父に知床産の鹿ジャーキー、弟にインスタントのスープカレーを。
続いて東急の精肉店で、兄夫婦と母に豚丼のタレを購入しました
駅の改札近くにあるキオスクでは、十勝のチーズタルトを購入。
東京に帰った跡で食べてみたら、これはおみやげにしておくにはもったいないほどのおいしさでした。
外に出ると、大通り公園の屋台で焼きとうもろこしを購入。
焦げ目がおいしそうだったけど、味はまぁまぁという感じ。
午後1時。ホテルに戻って荷物を受け取ると、函館行きの電車に乗車。
この電車も切符代が高く、いよいよ財布の中身は空っぽになりつつあります。
函館までの3時間は、ボンヤリと車窓の景色を見て過ごします。
もうすぐ旅も終わってしまうと思うと、少し憂鬱な気分でした。
夕方。最後の訪問地である函館に到着しました。
駅前のホテルにチェックインすると、海の近くをぶらぶら。
港には巨大な青函フェリーが停泊していました。
青函フェリーに乗ってここへ来た人たちにとって、函館は旅の出発地点なのでしょう。
でも、わたしにとっての函館は、旅の終点でした。
午後8時。
バスターミナルに行き、函館山に行くバスに乗車。
同乗していたバスガイドさんによると、6月頃はこれぐらいの時間が一番きれいな夜景を見られるとのことでした。
展望台に着くと、噂に聞く函館の夜景を鑑賞。花瓶のような形をした町が、濡れた輝きを放っていました。
わたしは北海道全体の夜景を見てみたいな、そうすれば自分が電車で通ってきた道を、
一からなぞることができるのにと思いました。
夜景を堪能すると、バスに乗って駅まで戻ります。時刻は午後9時半。
函館の海産物が食べたいと思い、駅のそばにある居酒屋へ。
店の前には大きな水槽があり、たこやヒラメが泳ぎ回っていました。
もう残金が2万円もないため、できるだけ安くて量が多い、特選すし(2,000円)を注文。
いくらやウニ、いか、ほたてなど、定番のネタが多くて満足できました。
明日は苫小牧に戻り、北海道を出発します。
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