自分で点てたお抹茶と一緒にいただきます

ワクワクする遊び

和菓子作りを体験! お菓子で表現する四季の彩り vol.27


町歩きにあそびをプラスしよう。谷中で和菓子作りを体験

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わたしは文京区に住んでおり、休日はよく千駄木の「谷中銀座」に出かけます。

まるで昭和のような町並みは、何度行っても飽きません。あてもなくブラブラしているだけで、
心が落ち着くのを感じます。

谷中銀座の町並み

アソビュー」というアクティビティサイトを見ていたら、
千駄木に「和菓子教室sakura」というお菓子教室があるのを発見。


谷中観光とお菓子作りを合わせたら、とても充実した一日になりそう!

高級感あふれる和菓子・寒椿

千駄木のマンションにある「和菓子教室sakura」へ

「和菓子教室sakura」はマンションの一室を使った和菓子教室。
テーブルにはすでに、食材や調理道具の準備ができていました。

和菓子教室sakuraの内観

体験の前に、まずは講師の佐澤さんにご挨拶します。
佐澤さんは料理教室、茶道、お菓子作りまで学んだ、マルチな方。

彼女の和菓子教室では、先生のオリジナルレシピの和菓子を作れます。

講師の佐藤さん

あんこと練りきりを使った「寒椿」を作ろう!

和菓子の特徴といえば「季節をお菓子で表現するアート性」があります。
今日は1月の中旬。ということで「寒椿」(かんつばき)を作ることに。

寒椿

寒椿のトリビア

みんなの花図鑑というサイトによると、寒椿は11月~2月に咲く、冬の花。
さざんかの仲間で、童謡「たき火」の「さざんか さざんか さいた道」という歌詞で有名です。

花言葉は「申し分のない愛らしさ」

そして和菓子作りの始まり。
寒椿の材料は極限までシンプルで、「練りきり」と「あんこ」のみ。

材料の練りきりとあんこ

「すみません、練りきりってなんですか?」
「白あんに、もちもち感を出すために求肥(ぎゅうひ)を混ぜたものですね」
ということは、練りきりの材料もあんこ!
あんこ×あんこで、どんな寒椿が作れるのでしょう?

まずはあんこをキッチンペーパーに当てて、あんこの水分を抜きます。
水気が抜けることで、あんこが固くなり加工しやすくなるのだそう。

あんこは丸めてラップにくるみます

続いて練りきりを練って、やわらかくします。
さわってみると、もちもちした触感が気持ちいい!

ねりきりを練って伸ばします

色粉を使って、練りきりをカラフルに染めよう!

続いて、練りきりに色を付けていきます。

色粉で色付け
色粉を練りきりに混ぜると……まるで花が咲いたような紅色に!
落ち着いた色合いは、まさに和の美学を感じられます。

白い練りきりが、ほのかな紅色に!

色を付けた練りきりは、コロコロ丸めてお団子状にしましょう。

色付した練りきりたち

2つの練りきりを混ぜ合わせて、花びらを表現!

次は白と紅色の練りきりを混ぜ合わせます。
白い練りきりで、紅色の練りきりを包み込むと……

色の付いた練りきりを包んで… 色の付いた練りきりを包んで…

可憐な花びらができあがりました。
色の混ざり具合がところどころ違っており、本物の花そっくりです!

練りきりを包んで、蕾の形に

寒椿の花びらができあがったら、最後に「しべ」を作ります。
黄色い練りきりを裏ごし網で裏ごしすると、本物のしべのように変形。
裏ごしするだけで、こんな表現ができたとは……

網で裏ごしすると、花のように!

あとはこの「しべ」を、先程できた花びらに乗せていきます。

細工箸で「しべ」を乗せれば

こうして、和菓子の寒椿が完成しました。
和菓子「寒椿」の完成!

でーんとした存在感がかわいい!

この寒椿の材料が、「練りきり(白あん)」と「あんこ」だけという衝撃の事実。
和菓子には「限られた方法で、豊かな表現をする」ための工夫が詰まっているのでした。

作った寒椿は、お抹茶と一緒にいただきます!

寒椿が完成したら、お次はお抹茶体験。
茶道の経験もある佐澤さんが、お抹茶の点て方を実演してくれました。
茶葉をお碗に入れ、茶筅で縦に振ると……みるみるうちにお茶が泡立っていきます!

わたしも真似してやってみるも、なかなかうまくいかない。
お茶の点て方一つでも、とても奥が深いようです。(映画『日日是好日』を思い出します)

お抹茶の準備ができると、さっそく寒椿をいただきます。

自分で点てたお抹茶と一緒にいただきます

一口食べると、あんこの優しい味わいが口いっぱいに広がります。
そこにほろ苦い抹茶を飲むと、ちょうどいい甘さに!

最近、チョコとかケーキとか、暴力的に甘いものばかり食べていたけど、やっぱり和菓子の上品な甘さも捨てがたいなぁ。

ちなみに寒椿の断面はこんな感じ。
あんこの層ができていて、すごくプロっぽい!

高級感あふれる和菓子・寒椿

ちなみに、この日の体験は3人組の女性の方も参加されていました。
一人の方がとても陽気で、残りの二人がそれをフォローする……
という、すごくにぎやかな体験に。料理中の女性って、とても活き活きしてますね。

最後に後片付けをして、和菓子作りは終了。
寒椿は2つ作り、1個はおみやげにお持ち帰りできます。誰にあげようかな。

残った寒椿はお持ち帰り

体験後は谷中銀座をブラブラ

体験後は谷中銀座をおさんぽ。
谷中銀座の猫

谷中といえば食べ歩きです!
「孤独のグルメ」にも登場した「黒糖饅頭」で人気の「福丸饅頭」や、

ボリューム満点の「谷中メンチ」が人気の「肉のサトー」

谷中メンチが名物の肉のサトー

などで食べ歩き。
町をブラブラしながら、好きなものをパクパクつまむ。
なんでこんなに食べ歩きって楽しいんだろう?

和菓子作りの所要時間は2時間ほど。
「サクッと和菓子作りを楽しんだあとは、谷中でまち歩き」
という、谷中観光の新しい形が見つかった1日でした。

和菓子「寒椿」の完成!

おまけ・そもそも和菓子ってなんだろう?

和菓子と洋菓子の違いは、誰でもなんとなくイメージできます。
そういえば、そもそも「和菓子」ってなんだろう? 軽く調べてみました。

和菓子!
ウィキペディアによると

・和菓子は洋菓子と比べて油脂や乳製品を使うことが少ない
米・麦などの穀類、小豆・大豆などの豆類、葛粉などのデンプンなどを主原料としたものが多い
緑茶に合わせることを想定して作られており、お茶請け菓子として親しまれている
四季との結びつきが強いことも特徴

なのだそう。

四季の和菓子の例は、

  • 春……桜餅、花見団子、雛あられ
  • 夏……柏餅、水羊羹
  • 秋……おはぎ、月見団子
  • 冬……千歳飴

などがあります。

月見団子
確かに「春といえば雛あられ」「秋といえば月見団子」という風に、
お菓子の名前を聞くだけで、四季がイメージできるかも!

何気なく食べている和菓子にも、深い文化が根づいていると感じました。

和菓子教室sakuraの和菓子作りについて

和菓子教室sakuraでは、作る和菓子は月ごとに変わります。
その季節にピッタリの和菓子を作れるので、思わず何度も参加したくなるかも?


また、「和菓子教室sakura」は英語対応もOK。

外国から来たお友達の思い出づくりにピッタリです!

店舗情報

店名:和菓子教室sakura
体験料金:3,500円
住所:東京都文京区千駄木3-38-9 レスポアール千駄木307
アクセス:東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩約3分

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