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100kmウォークって何を着ていけばいいの?
24時間歩く100kmウォークでは、服装選びが重要です。
なぜなら「昼の温かさ」と「夜の寒さ」に同時に対応できる服を着ないといけないからです。
ここでは100kmウォーキングに7回チャレンジした著者が、レースにおすすめの服装・ウェアをご紹介します!
実際にレースに着ていった服装をご紹介
まずは例として、わたしが100kmウォーキングに参加した服装をご紹介します。
この格好なら冬の夜の寒さにも耐えられるので、ぜひ参考にしてください。
上半身のウェア
- 肌着2枚
- ジャージ
- ジャケット(冬物)
- レインウェア(雨具&防寒具)
この格好で冬の寒さにもバッチリ耐えられます。暑かったらジャケットを脱げばOK。
肌着はポリエステルなどの化繊を使用したものがおすすめ。通気性と防寒性に優れています。
下半身のウェア
- タイツ
- 短パン
- レインウェア
下着はタイツだけで十分温かいです。レインウェアは雨が降った時、寒すぎた時の保険です。
100kmウォークの服装は「重ね着」が基本!
100kmウォークの服装では軽くて「重ね着しやすいもの」を着ていきましょう。
服は最低でも3着は必要で、
- 肌着(ベースレイヤー)
- 中間着(ミドルレイヤー)
- 外着(アウターレイヤー)
を重ね着するのが基本。こうすることで昼と夜の気温差に柔軟に対応できるのです。(登山で学んだ知識です)
おすすめのウェアに共通する、3つの特徴とは?
100kmウォークに向いているウェアには「3つの特徴」があります。
それは
- 通気性(ムレにくい・汗が乾きやすい)
- 防寒性(暖かい)
- ストレッチ性(動きやすい)
に優れていること。ウェアを選ぶ際は上記の3点を意識してください。
主にポリエステルなどの化繊を使ったものや、ウールなどの動物繊維を使ったものが、上記の特徴を抑えています。
100kmウォークでNGなウェアの素材
ウェア選びでは「綿」を使ったものはNG。
綿は吸湿性が悪いです。汗を吸うとぐっしょり濡れてしまい、重くなるし、汗が渇いて体が冷えてしまいます。
おすすめのウェアまとめ
肌着(ベースレイヤー)
肌着は地肌にふれるため、防水性・通気性に優れたものがおすすめです。
100kmウォーク向けの肌着を探すなら「ランニングウェア」「スポーツウェア」などで検索してみましょう。
良いものが見つからないなら、家にあるものでOK。
ちょっと値は張るけど、アウトドアブランドのシャツは防寒性・吸水性・通気性すべてをクリアした優れもの。
「昼は涼しく、夜は温かい」ため、快適さが全然違います!
中間着(ミドルレイヤー)
中間着はジャージやトレーニングウェアなど、軽くて通気性が良いものがおすすめ。
防寒対策は外着でカバーするため、温かさは特に意識しなくて大丈夫です。
外着(アウターレイヤー)
一番上に着る外着(アウターレイヤー)は温かさが最優先。氷点下に耐えられるものを選びましょう。
寒くなったら着て、暑くなったら脱ぐため、できるだけ「軽くてかさばらない」ものがおすすめです。
モンベルはわたしが愛用しているブランド。
モンベルのジャケットは保温効果が高い「ポリエステル」を使用。
柔軟性にも優れており、アウターなのに動きやすいのも特徴です。
レインウェア
春・秋ごろに開催されることが多い100kmウォーク。雨が降りやすい季節のため、レインウェアは必需品です。
レインウェアはゴアテックス素材を使用したものがおすすめ。通気性がよく、雨を通さないため、防寒着・雨具を兼用できて便利です。
安価なレインウェアをお探しならポンチョで検索しましょう。軽くて通気性の良いレインウェアが見つかるはずです。
ビニールカッパ・傘はNG!
ビニールカッパは雨は防げるものの、通気性が良くないです。体中に湿気がたまって不快なのでおすすめできません。
また、傘もあまりおすすめできません。片手をずっと使うため、左右の歩くバランスが崩れてしまいます。
ズボン
とにかく歩く100kmウォークでは、動きやすくて軽いズボンがおすすめ。
モンベル コアスパン ランブラーパンツ
モンベルのパンツは軽さとストレッチ性に優れています。
また、ポリエステルを使用したパンツは温かく、防水性もバッチリです。
あまり水を吸わないため、雨に濡れても体が冷えないし重くならないのが気に入っています。
※100kmウォークにジーンズで参加するのは辞めましょう。ジーンズは運動着ではないし「汗をかくと重くなる」のが致命的です。
タイツ
スポーツタイツはヒザや腰などの関節をサポートしてくれる効果があります。
100kmウォークでは「スポーツタイツ+ハーフパンツ」という格好をした人が80%です。
CW-X スポーツタイツ
ワコールのスポーツブランド「CW-X」が開発したスポーツタイツ。
速乾性・UVカット・ストレッチ性に優れており、加圧タイツのような過度な締付けもありません。
スポーツタイツが初めての人にもおすすめできる一品です。
わたしも愛用していますが、とにかく膝が痛くなりにくい!
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下着
どうせ100km歩くなら、下着にもこだわってみませんか。
普段履いている下着は吸湿性が悪いため、汗をかくと重くなり、衣擦れの原因になります。
スポーツ用の下着なら、汗をかいてもスムーズな歩行を維持できます!
レディースはこちら
靴下
100kmウォークでおすすめなのが「スポーツソックス」。
スポーツソックスは「長距離の着用&汗で蒸れることを想定している」ため、
- クッション性(疲れにくい)
- フィット性(靴ずれしにくい)
- 保湿性(蒸れにくい)
に優れています。
INJINJI ランニング用ソックス
スポーツソックスはINJINJIというブランドが人気。
メッシュ加工なので風通しがよく、マメができにくいです。また、アーチサポートの効果により足の負担を軽減。長距離ウォークをサポートしてくれるソックスです。
※靴下の二重履きに注意!
冬に靴下の二重履きする人がいますが、おすすめしません。熱と湿気がこもりやすくなるため、マメができやすくなります。
しっかりした素材の靴下なら1着でも十分寒さに耐えられます。
あわせて用意したいウェア
ネックウォーマー
ネックウォーマーは「軽装で参加したいけど、防寒対策が不安」という人向け。
首元が温かいと寒い時も呼吸が楽になります。
ウェストポーチ
ウェストポーチは100kmウォークに参加するならぜひ持っていきたいアイテム!
スマホやおやつを収納して、サッと取り出せます。
フリップベルト
フリップベルトは腰にピッタリ密着するポーチです。
歩いてもブレないのでウォーキングの邪魔になりません。伸縮性があるのでスマホも収納可能です。
アームバンド
レース中は地図を見たり、ウォーキングアプリを開いたり、スマホを操作する機会が頻繁にあります。
アームバンドがあれば歩きながらスマホを操作できて便利!
手袋
春・秋の深夜は寒く、素手でいるのはこたえます。手袋も忘れずに持参しましょう。
手袋の素材は「アクリル」や「ゴム」や「ポリエステル」など、 吸汗性が良いものがおすすめです。
帽子
昼間はずっと日差し浴びるため、帽子は持っていった方がいいでしょう。
スポーツブランドのキャップはメッシュが入っていて、風通しが良くなっています。
100kmウォーキングの大会では、日差しを360°カットできる「キャンプハット」かぶっている人をよく見かけます。
反射板
100kmウォーク中は真っ暗な夜道を歩くため、反射板があると安心です。
リュックカバー
雨に降られた場合、荷物や着替えが濡れてしまう恐れがあります。
100kmウォーク開催期間は雨が降りやすいため、リュックカバーを用意しましょう。
日焼け止め
紫外線が気になる人は、日焼け止めクリームも忘れずに。
衣擦れ防止におすすめグッズ
長距離ウォーク中は衣擦れが起きないようにするのも重要です。
わたしは100kmウォークで初めて衣擦れを体験しましたが、すり傷みたいな痛みがずっと続いて辛い!気になる方は予防クリームを用意しましょう。
Protect J1 長時間持続型保護クリーム
このブログで一番人気の商品です。 塗った箇所に保護膜を作り、マメや衣擦れから守ってくれます。クリームなのにベタベタしないのがポイント。
ワセリン
ワセリンは衣擦れ・マメ予防に使えるアイテム。保湿成分が足を守ってくれます。
バンドエイド
バンドエイドも衣擦れ防止に使えます。おすすめは「防水タイプ」のバンドエイド」。汗で濡れても剥がれにくいです。
100kmウォーク向けのウェアはどこで買える?
100kmウォーク向けのウェアを買うなら「モンベル」「パタゴニア」などの登山ショップに行ってみましょう。
動きやすいウェアはもちろん、夜の寒さにもしっかり耐えられる防寒着を一度に揃えられます。
その次におすすめなのがスポーツショップ。機能性の高いスポーツウェアが見つかるはずです。
店員さんに「24時間ウォークに参加します」と伝えれば、寒暖差に耐えられる服装をコーディネートしてくれるはずです。
その際は「レースの開催地」や「レース当日の気温」を伝えると、より丁寧にアドバイスしてもらえるでしょう。
開催地の気温を調べておこう
ウェアを揃える前に、レース開催地の気温を調べておくことも重要です。地域や標高によって気温がガラッと変わるので、念入りに調べておきましょう。
深夜の気温を調べるのは必須です。一番寒い時間帯なので、その時間帯に合わせた服装を用意しましょう。
困ったらツイッターなどで参加者のつぶやきを調べてみるのもおすすめ。どんな格好をしていけばいいかわかります。
季節ごとにおすすめの服装は?
季節ごとにおすすめの服装を解説します。
どの季節も、夏を除いて「気温0°」に耐えられるのが大前提。あとは雨の降りやすさ、夜の寒さなどで細かな調整をします。
春
春の長距離ウォーキングで気をつけたいのは夜の寒さ。地域によっては春先でも深夜は気温0°を下回ることが多いので、できるだけ暖かい格好をしていきましょう。
昼は意外と気温が上がるので、暑さ対策も忘れずに。
また、雨が降りやすい時期なので雨具の準備も必須です。
夏
夏はとにかく紫外線ケアが大事! 帽子をかぶり、長袖・長ズボンを着用し、強い日差しに負けないようにしましょう。
高原や山のウォーキングは夏でも冷えるため、ウィンドブレーカーなどの羽織れるものを一枚用意しておくと安心です。
秋
春と同じで入念に寒さ対策をしておきましょう。10月は特に雨が降る時期なので、雨具の準備を忘れずに。
冬
冬はとにかく防寒を第一に考えましょう。服を余分に着込んでおいて、暑かったら脱ぐだけです。
着替えはどれくらい必要?
100kmウォークに着替えはどれくらい必要でしょうか? 衣類はとにかくかさばるので、できるなら着替えは少なめにしておきたいところ。
わたしは着替えはほとんどいらない派で、雨が降った時用の肌着を1枚用意するぐらいです。
まずは着の身着のままで歩いてみよう!
初心者で「どのウェアから揃えたらいいかわからない!」という人は、まずは今持っているウェアで長距離ウォークをしてみましょう。
「この服装じゃ寒すぎる!」
「着ぶくれして動きにくい!」
という風に、自分に必要なウェアが何なのか、体を持って理解できるはずです。
まとめ
100kmウォーク・長距離ウォークが初めての人は、何を着ていけばいいのか迷っていることでしょう。
一番重要なのは防寒性です。寒い中歩くのは想像以上の辛さで、それが原因でリタイアしてしまう人もいます。
十分な防寒対策ができているか心配な人は、用意したウェアで朝・夕方などの寒い時間帯にウォーキングしてみてはいかがでしょうか。
もし朝・夕の時間帯でも寒くなかったら、深夜の寒さも心配ありません!
必要なウェアが揃ったら、レースへの不安材料が一つなくなりましたね。あとはじっくりトレーニングに集中できます!
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