ワクワクする遊び

高さ100mからダイブ!日本一のバンジージャンプを体験した話 ~vol.1~


高さ100mからジャンプ!日本一のバンジージャンプを体験した話

わたしがバンジージャンプを体験したいきさつ

バンジージャンプ。それは誰もが恐れる「なんでそんなことやるの?」と言いたくなるほどスリル満点のアクティビティ。

わたしも高いところは苦手で、高所に行くと足がガクガクしてしまうタイプでした。そんなわたしがなぜバンジージャンプを体験することになったのか? そのきっかけをお話します。

そもそものきっかけは、会社の先輩の書き込みでした。

 「ずーーーーっとバンジーをやりたいと思っているんだけれど、  誰か行きませんか?」

バンジージャンプを体験する!

書き込みを見た時、「やりたい!」という思いと「やるなら今しかない!」という思いが同時に去来しました。
 
「バンジージャンプって、一生に一度はやってみたかったんだよな。もしこのチャンスを逃したら、一生ジャンプできないかもしれない……」
 
ということで、わたしは「怖いけどやりたいです!」と恐る恐るジャンプすることを決意。
 

高さ100m!日本一のバンジージャンプにチャレンジ

バンジージャンプを体験するお店は茨城県にある「竜神バンジー」。
高さは(元)日本一で、100mの高さからジャンプします。

そして当日。池袋に7人の男女が集まりました。
メンバーのノリは 「高いところ大好き!」という人から 「わたし、無理かもしれない……」という人まで様々。

会場の茨城までは車で2時間ほど。わたしはすでに緊張でお腹が痛くなってしまいました。
まるで処刑の時間が近づくような、キリキリとしたプレッシャーを感じます。

受付をして、恐怖のジャンプ台へ

舞台の「竜神大吊橋」が見えた時、全員が橋の高さに絶句しました。
なんだよあれ。橋が宙に浮いてるんだけど……

わたしの頭の中で「本当に飛べるの?」
という言葉が浮かびました。

車を下りると最後のトイレに行くことに。緊張していると、何度トイレに行ってもお腹がスッキリしません。

まずは受付。 誓約書にサインしたり、体重を計測します。
それが終わると身体にハーネスを装着。ジャンプの瞬間が着々と訪れ、緊張が高まります。

わたしたちは橋の中央にあるジャンプ台に向かいました。
橋の上から湖を見下ろしてみると、あまりの高さに木がブロッコリーのサイズに見えました。
ここまで来るともう笑えます。

そしてまたこのセリフ。「本当に飛べるの?」

ジャンプ台は足場が金網になっており、足元から湖が見えました。
「もし、金網が破れたら……」 と思うと怖くて、忍び足でしか歩けません。  

一番恐ろしいのが、手すりも安全柵もなにもない、「真のジャンプ台」を見た時のこと。

高さ100mの場所に、全身むき出しの状態で立つなんて!
見るだけで血が凍る思いでした。

そしてジャンプする順番ぎめ。わたしの飛ぶ番号は5番になりました。
「ああ、後の方で良かった!」 と思ったけど、
すぐに 「どのみち飛ぶことには変わりないよね」 ということに気がつき、暗い気持ちに。

ついに仲間が飛んだ!

そしてついに最初のメンバーがジャンプする時が到来。
彼女は「真のジャンプ台」に立つと、 カウントダウンに合わせて躊躇なくジャンプしてみせます。

「うわっ、すごい!」

彼女の潔さに、周りは思わず歓声を上げます。

「他の人が飛んだ」という事実は、少しだけ勇気をくれました。

続いて一人、もう一人と飛んでいきました。
みんな怖がったり、ジャンプの時に 叫んだりはするけれど、自分の番が来ると躊躇せずに飛んでいくのが印象的でした。

出番が刻一刻と迫るのは、それはそれは恐ろしい時間でした。 思わず「自分の番が来なければいいのに……」と祈ったほどです。

わたしは恐怖のあまり、体中の血がキンキンに冷たくなっている状態。
呼吸は落ち着かないし、心臓はギュウギュウと締め付けられたようです。
心の中では「逃げたい」という気持ちと「飛ぶしかない」という気持ちがせめぎ合っていました。

それでもついに、処刑台に立つ時が来ます。
スタッフによる最終チェックが行われると、「真のジャンプ台」 へと向かいます。

いよいよジャンプ台へ

「ジャンプ台」に立つ前に、スタッフさんが最終チェックを行いました。
彼はロープを点検すると、首を振ってため息をつきました。

「うわっ……これで飛んじゃうのか……あーあ、大丈夫かな……」
えっ、なに? このまま飛ぶのはヤバイの? 心臓が縮むような思いがしました。
「あの、何か問題ですか……?」

おずおずと聞くと、スタッフさんはにやりと笑って」一言。
「冗談ですよ」

このジョークは「わたしの人生で一番面白かったジョーク」に選ばれました。命がかかっている状態でジョークを言われると、びっくりするほどリラックスできたのです。

そしていよいよ手すりも何もない、「真のジャンプ台」に立ちます。
結局、心の準備は最後までできませんでした。とにかく何度も深呼吸をして、
パニックにならないように祈るしかありません。

「はい、両手を広げて。まっすぐ前を見て」
スタッフさんの指示通り、目の前の山を見すえます。
広くて深々とした山々。「あの山に飛び込む」と思えば良いんだ。
大丈夫、足は動く。ただ両足でジャンプすることだけを考えればOK。

バンジージャンプ成功!

「それじゃあカウントダウン、5,4,3,2,1,バンジー!」
わたしは両足で、地面を思い切り蹴りました。

全身が空中に投げ出されると、どんどん地上へと引っ張られていきます。
体はグングン加速していって、空気の壁みたいなものに突っ込んでいくのがわかります。

恐怖のあまり叫び声も上げることもできませんでした。ただひたすら、
「っ……!っっ…………!」

と、少年マンガのような、声にならない叫びを上げるだけ。

そして、ビヨーンとゴムが伸び切った瞬間の安心感といったら!
ああ、終わったんだ……

わたしはウィンチという機械で地上に引き上げられました。
「おかえり!」
なんだか一皮むけた気分で、戦友に迎えられます。

地上に戻って来た時、足がガクガクで、手すりがないと立てませんでした。

ジャンプした後の景色は、心なしかいつもより明るく見えました。

「これから先、もう怖いことは何もない」と思うと、幸せな気持ちでいっぱいです。
こうして7人の仲間たちは、無事にバンジージャンプ体験を終えたのでした。

帰り際、他の参加者がジャンプするところを見たけれど、
その女性はカウントゼロになっても飛べず、全身がガチガチに固まっていました。

「もしかして、7人全員がちゃんと飛べたのって、けっこうすごいことなんじゃない?」
そう思うと、わたしたちは誇らしい気持ちになりました。

バンジージャンプをしてわかったこと

バンジージャンプを体験してわかったことは
「心の準備なんて、どんなに時間をかけてもできない。とにかく勢いに任せて飛ぶしかない」
ということ。
自分は最後まで心の準備はできず、怖くてたまらなかった。
それでも出番が来たら、とにかく勢いに任せてジャンプするしかありません。
勢いさえあれば高さ100mの橋からだって飛べるのです。

もし「怖いけどバンジージャンプやってみたい!」「一生に一度は飛んでみたい」
と思っている人がいたら、ぜひ友達をたくさん集めて、思い切ってチャレンジしてみてほしいです。

一生ものの体験になるし、何より、バンジージャンプは自信を与えてくれます。
何か勇気が試される時に、「あのバンジージャンプの怖さと比べれば、これぐらい屁でもない!」
と思える時が来るはず。

 

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